大企業、中小企業、ベンチャー企業ホワイト率が高いのはどこよ

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今回は、大企業、中小企業、ベンチャー企業どこががホワイト率が高いのかについて書こうと思います。

結論だけ先にいうと、大企業、中小企業、ベンチャー企業という規模だけでホワイト企業かを判断するのは難しいです。しかしながら、ヒントは多く登場するのでその概要を紹介してみようと思います。

もしまだ企業で正社員として働いたことがない新卒の方や、ブラック企業から初めて転職するけどどこがホワイトなのか知りたい方のお役に立てれば嬉しいです。

 

僕の実体験

はじめに僕はこれまで大企業、中小、ベンチャー企業、フリーランス、業務委託とおよそ考えられる働き方を大体は経験してきています。新卒では大企業営業、中小でデザイナー、ベンチャーで企画職という具合です。割と今の日本だと、新卒で大企業→転職してベンチャー企業という流れの方が多いのではないかと思います。

もちろん、スキルが有れば大企業からどこへでも転職できますが、少しスキル面で課題がある場合はベンチャーのほうが入りやすい傾向にはあります。理由はそもそも人手が足りていない事が多いからです。なのでチャレンジ精神や人柄で採用する場面も多くあるように感じました。(しかし今後若手新卒が、大手ではなくベンチャー新卒がいいとなったらいろいろな点が変わっていくと思います。)

しかも大企業よりも若い人で構成されているので、裁量を持って仕事ができ、社風も良い事が多いように感じます。

 

大企業

しかしながら、やはり大企業に入社するのはメリットのほうが大きい気がします。特に新卒のときは積極的に候補に入れたいです。理由は2021年時点でも新卒しか取らず、中途入社はよほどハイレベルでなければ厳しいのが現状だからです。

そもそも中途を切ってでも新卒を一定数確保したい企業は多いです。それは長期視点で社内の年齢構成のバランスをとりたいという狙いがあるためです。個人的な感想ですが、今後ジョブ型の雇用が当たり前になって、より転職するのが普通になってきた場合こうした部分も変わっていけばいいなと思いました。

転職者の方の場合は、職歴など形式的な部分で未だに弾かれるので、ジョブチェンジを繰り返して自分のスキルを磨いてきたような職歴豊富な方は書類で落とされる可能性も高いです。(しかし、どうしても入社したい場合はしっかり職務経歴書を整え、実績をアピールできれば不可能ではありません。その時はエージェントなど第三者に壁打ちになってもらうのがいいでしょう。)

 

大企業のいいところ3つ

大企業のいいところは以下3点に集約できます。

  • コンプライアンスに厳しい
  • 社会的な信用が高い
  • 世の中への影響力が大きい

他にも色々あるんですが、正直ここから全て発生してます。大企業はコンプライアンス(法令遵守)が厳しいです。理由は企業規模が多く、社会的な注目を集めやすいです。だから、法律違反となれば注目を浴びて、炎上、業務に支障が出やすいのです。しかし規模感が小さい企業だと、注目を浴びることが少ないのでそうした意識が希薄な部分もあります。逆に、こうした視点が強すぎて息苦しくなる場合もあることに注意が必要です。

こうした結果、最低限の当たり前の働く環境は醸成されやすいです。なので求人も「和気あいあい」みたいな至極普通のことを書いている求人は少ないです。どちらというと業務実績などをPRに使い、こさっぱりと整っている印象があります。したがって、条件的にホワイトになりやすい環境にはあると思います。ただし社風的な意味でのホワイトさは別です。

 

大企業の気になるところ3つ

一方で気になるところは以下3つです

  • 下積みが長い
  • 意思決定のスピード
  • 社内競争

大企業は若手もどんどん仕事を任せるとは言っても、下積みがまじで長いです。取引規模も大きく顧客も多い、しかも取り扱い金額も大きいので必然的に新人はチームの中で雑用もこなしながら、担当をこなしていきます。これは企業にもよるので一概にいえないのですが、担当に決済の裁量はほぼありません。当たり前なのですが、多重チェックで完璧な仕事が求められるので、誰も読んでない資料を作って決済を仰ぎ、なんとかゴールしていくというイメージです。

おいおい、それ別にいいんじゃない?と思う方も多いと思うのですが、個人的に達成感はあまりありません。結局自分に裁量はなく、決定権もないので虚無感が多いという印象でした。そういう場合は金額がバカでかかったので仕方がないのですが、少額の取引を小さい規模で裁量を持って金額も全部決められる仕事のほうが個人的には達成感がありました。

ベンチャーだと、「いや、君しかその担当知らんからなんとかやっといてくれよ」という感じで任されます。まじか!と思いながら割と僕は全部できちゃいましたね。でもそれでもベンチャーと言ってもいい人が揃っている会社だったので、困ったら相談、連絡、報告をマメにして助けてもらいながらやるというイメージです。

また社内競争もたくさんあります。俺が課長だ部長だ!なんて私利私欲にまみれたごますり大会がそこらじゅうであるでしょう。ベンチャーの場合は比較的すぐ役職が付きマネージメントしますが、年齢が皆近いので管理するというよりもリーダーとして先頭にはたつがみんなそばにいるという感じです。

こうしたことにより、社風的なホワイト率は低めになりがちです。みなストレスが多いので、人間的に曲がってしまう方もいらっしゃることがあります。

 

大企業に向いている人

以上を振り返って大企業に向いている人は、新卒である程度長期的に同じ会社で働きたい方です。働かれた方もない方が多いと思うので、イメージしやすくすると、割と高学歴で、大学の授業はそれとなくこなし、友人もそれとなくいて、なんとなく平穏に過ごしていたタイプは結構向いていると思います。

一方で大学で教授に「答え間違ってないですか?」と質問してたタイプや、勉強の話を議論するのが好きだった燃えるオタクタイプは合わないと思います。僕はまさにそれでした。自分で動いて実証検証してトライアンドエラーするのがすきでしたが、企業規模が大きいとそれも難しく、自分ルールはすべて否定されるので虚無感と自信喪失になりました。しかし、ベンチャーではこれが求められるので、失敗もしますがとてもイキイキと働けています。

もし自分がどんな傾向か知りたい方はこちらもどうぞ

【ガチ】向いてる職業がわからなすぎて受けたテストと自己分析

 

中小企業

僕は商社にいたときに数多くの中小企業様を担当させていいただきました。また実際超零細企業(10人以下)で働いていたときもあります。

こちら個人的にはあまりおすすめはしないです。正直微妙です。もちろんホワイトな企業も存在しますが、見つけるのが至難です。ホワイト企業ランキングなんてものもありますが、そうしたところは採用倍率が高すぎて現実的ではありません。結局、求人から見つける必要があるのですが、これがもはや運レベルなのです。個人的には、20代の方は後述するベンチャー企業を見たほうがいいかなと思います。

 

中小企業のいいところ

中小企業のいいところは以下です。

  • 未経験でも入りやすい

これはいいところだと思いました。基本的に社長の一存では入れます。未経験職種にチャレンジしたい場合は一番採用してくれやすいです。

 

中小企業の気になるところ

正直中小は規模的にはベンチャーと変わらない事が多く、いいところよりも気になるところのほうが多いです。

  • 人間関係
  • 給与が低い
  • 一人ひとりの負担が大きく、残業がエグい
  • 経営が不安定

中小はベンチャーと違って資金が集まってきません。そのため資金的に難しくなる事が多く、安く仕事を受けることも多いです。これによって、給与は低く、1人の負担はえげつない、しかも短納期。

結果、みな顔が死んで人間関係も粗悪なものになってしまいがちです。もちろん事業にもよるのですが、競合が多い業態だとかなり厳しいのではないかなと思います。

また一人の負担がエグい割に、転職先でうまくPRしないと実績として評価されにくいことも多いです。クリエイティブ系の受注案件とかだと、一部分を担当するだけだったりして、応用が効きにくいのです。

また人数が少ない企業だと、部署異動も厳しく、人間関係も固定になりがち。一度人間関係をこじらせると、居心地が悪くなる可能性もあります。今後成長する企業、大きくなっていくかも確認すると良いでしょう。

もし僕だったら大企業を先に見て、ベンチャーの次くらいに中小企業を見ますね。

 

ベンチャー企業

最後にベンチャー企業です。ベンチャー企業と中小企業は規模だけで見ればあまり変わらない事が多いです。しかし唯一違うのは、大企業になる可能性があるという点です。

新卒から入社していれば、幹部になれる可能性もありますし、中途でも管理職になれます。結構今の時代ならメリットが大きいので見てみてもいいかなと思っています。

 

ベンチャー企業のいいところ

  • 個人の裁量が大きい
  • 成長感
  • 意思決定のスピードが速い

ベンチャーのいいところは個人に程よいレベルで裁量が渡されるところですね。しかも資金が集まっていたり、競合が少ないブルーオーシャンの業態だと成長して、社員数がどんどん増えていきます

これによって人も動いて来るので、飽きが来ない。仕事も多種多様に担当できるのであっという間に3年が過ぎます。しかも意思決定のスピードがめっちゃ早いのでストレスフリーですね。

 

ベンチャー企業の気になるところ

もちろんこれもあります。

  • 資金がすべて
  • 競合が多いと成長が止まる

ベンチャーはとにかく資金がすべてです。どんなに意識が高くても資金が集まっていなければ何もできません。お金がなければマンションの一室で受注案件を受けて、資金をため、商品を作ってという流れになります。そうなると中小以下の自転車操業。

中小とベンチャーは紙一重です。ここはよく見極めるスキルが必要です。この見極め方の詳細はこちらに書きましたが、求人に「第二創業」とか書いてある中小企業には要注意です。

ベンチャーはスピードとチャンスがかかせません。一気に上場して一気に資金を集めてシェアを取り切るのが王道です(諸説あり)。それがもたもたしていると、競合が出てきて一気に中小中堅会社になってしまうのです。

そう何個も、売れるサービスを作り出せる企業は少ないですから一個が傾くと一気にしわ寄せが社員に来てしまいます。実際僕がいたベンチャーも一気に成長しましたが、もたもたしているうちに競合が増え、投資も集まらなくなり、社員にしわ寄せが来てしまいました。

 

ベンチャー企業に向いている人

成長しているベンチャー企業に向いている人は、自分で考えて実行できる人です。普段の生活を振り返ってみてください。ブログやTwitterでどのように発言して、どのよう情報発信していますか?どのような成果をアウトプットしていますか。目に見える形で成果を出さないと意味がないです。ブログやyoutubeをやっていただけでなく、どれくらいPVをとったか、戦略をとったかが重要です。

ゼミではどのように発言していますか?しっかり自分の芯を持って発言できていますか?こうした部分は一朝一夕に身につくものではありません。ベンチャーが成長しているから入りたいでは痛い目を見ます。

ベンチャーはいかんせん中途入社が多いです。大企業出身で、ストレスの死線をくぐり抜けてきた猛者がたくさんいるのでベースの仕事の仕方が早い、仕事の範囲が広いです。そのため、手取り足取り教えるということはあまりないのです。僕がいたところにも新卒入社の方がいましたが、仕事の進め方が遅く、馴染めていない方もいました。

社風も千差万別で、チャラチャラしているところもあれば、理系しかいないところ、のどかな雰囲気のところなど多種多様です。なので、新卒の方は一回アルバイトなどで働いてみてからのほうがいいかなと思います。

もし僕だったらどちらに行くか

ここまでご覧いただいてわかるかと思いますが、企業規模だけではその会社が良いか悪いか判断しづらいです。しかし、ヒントは多くあります。

  • 自分で裁量を持って働きたい方 → ベンチャー
  • 社会的な信用やブランド価値に重きをおいて働きたい方 → 大企業

という漠然としたイメージを掴むことができます。そこから、実際の企業を見ていい会社か悪い会社か見極めていくのです。

もし僕が新卒でとにかく規模だけで判断せよみたいな選択を問われたら間違いなく大企業です。理由はいい会社である率、法律の保護率が高い。なにより、教育するのが前提なのである程度ゆとりをもって教育してくれます。基礎的なマナーなど大企業であればあるほど厳しいので、ガッチリいい意味でも悪い意味でも身につくと思います。これは一生役立ちます。しかも転職でも大手に新卒で入れたという実績は有利に働くし、貯金をしやすいので転職活動時にゆとりを持てる。

その次に技術よりのベンチャーですね。若く知的な人が多いから、社風が良いことが多いです。逆に営業よりだとコンテンツ部分の質が低いままなのでちょっと厳しいかなと思います。また新卒で名もなきベンチャーに入ってしまうと、転職市場では少し選択肢が狭まる可能性もあります。

またベンチャー特有のビジネスマナーになってしまうので、大手と取引して実績を積んでいくことが多いベンチャーにおいてはやや不利かなと感じました。結局お金を持っているところが強いので、そうした意味でも最初は大手を経験しておくとよいかと。

新卒でベンチャーには絶対行くなとは言いませんが、「ホワイトっぽいじゃん!」という気持ちだとバリ心折れると思うので注意です。ベンチャーにインターンしまくってた人以外はよく面接で話を聞いたほうが良いでしょう。

最後に中小企業を選択します。今後のキャリアのために実績が詰めそうなところでしょうか(今後のキャリアとかやりたいことがわからないぞという方は別で記載予定)。この時点で業務委託やフリーランスも選択に入れますね。

 

最後に

今回は、企業規模にフォーカスして書いてみました。働かれている方はイメージしやすいのですが、新卒の方だとなかなか難しいですよね。

僕が新卒だったら、まずベンチャーは先に見ないですね。必ず大手を見ます。なぜなら見極められないし、わからないから。大手企業かグループ会社の選考を受けて、ベンチャーも見ます。

比較してみて、最後の残りカードで比較検討します。ここまでしても入ってみたら仕事が合わない、人が合わないは出てきます。でもそれでも諦めなくて大丈夫です。少し休んでまた就活してみてください。そのときは自分の傾向も必ず知った上でトライしてください。また新しい選択肢が見つかるかもしれません。

今後日本の終身雇用は崩れていくでしょう。定年もなくなり80歳くらいまで働くようになると思うのです。そうなったら既存のシステムではどう考えても耐えきれない。すべて自己責任でスキルとキャリアを磨いていく他ないのです。

もちろん僕もそこまで完璧にできていません。なのでこのブログでは僕の実際にやっていることをベースにかけたらいいなと思います。

他にもこちらの「日本でいちばん大切にしたい会社」という本で紹介されているような企業も僕的には面白いなと思います。本当にいい会社というのはやはり規模だけでは図りきれないところがあるように思います。


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