日本のITエンジニアやデザイナーの給料が低い理由をちょこっとまとめてみた

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今回は日本のエンジニアやデザイナーなどのクリエイティブな職業の給料について書いてみようと思います。

最近はWEBエンジニアに転職転職!という広告が増えていましたね。でも実際のところ「給料低いんじゃない?」と気になったので少し調べてみました。

息抜きに読んでくださると嬉しいです。

 

はじめに

クリエイターの皆さん、またはこれから未経験でクリエイターになりたいなー、給料良さそうだし、つぶしが効きそうと思った方給料の話気になりますよね。

実際こちら(リンク)にもあるように、エンジニアの場合500-800万くらいもらえるようです。しかし、実際それくらいもらえている人はどのくらいいるんでしょうか?

ぼくがデザイナーのときは結構低く、ディレクターでも400行かないレベルだったように記憶しています。

本当に高いのかなと思ったので、調べてみました。間違ってるぞ!という部分もあると思いますが、エンタメ気分で読んでください。

 

給料が低いと言われる理由

最初に色々調べてわかった結論を書いてしまおうと思います。

日本の場合、総じてクリエイターの給料は低いようです。要因は以下のようにまとめられます。

  • 供給過多
  • 人材が流動的ではない
  • クリエイターを正当に評価できない経営者が多い

それでは順を追ってみてみましょう。

 

1. 労働供給が多い

これは多くの現場の方の記事にかかれていました。いわゆる、プログラミングのスキルとコンピュータサイエンスの基礎を身に着け、ガチムチの生粋のエンジニアオブエンジニアが少なく、レベルが低めのエンジニアが多いという趣旨のことです。

こうしたスキルレベル低めの方は、給料的に低めに設定され、その数が多いので総じて低めにあるというのが実態のようです。

これについては業界やポジション、会社によっても異なるので異論はあるところもあると思いますが、肌感として合っているかなと感じました。

 

制作会社、受託開発、多重構造

また日本の場合は、制作会社が多く多重構造のビジネス形態が多いです。ぼくもデザイナーのときは孫請案件が多かったです。

そうなると、中間搾取が多くなり、会社には儲けが出ないので必然的に安く使える労働力が必要になってしまうことも多くあります。

日本の場合は、代理店が多すぎる。これによってエンドユーザーが遠くなり、本質的な価値提供ができていない会社も多いのではないでしょうか。

加えてその制作会社も大量にせめぎ合っているので価格競争になってしまいがち。

しかも一回雇用したら簡単には解雇できないので、賃上げという形でクリエイターを報いることもできなくなってしまいます。

 

追記:個人的には、この上から降りてくる金額の少なさと、中小企業の多さが問題ではないかと思っています(個人の見解です)。ほぼ目減りしている内需に向けたビジネスが多く、大元の金額が中小業に割り振るほど資金がないのではないでしょうか。

また、クリエイティブな職種は人気も高いので、はいてすてるほど卵たちがいます。彼らを用いて労働集約的にやっているため賃金状況が変わっていかないのではないでしょうか。

賃金を上げるには独立するレベルまでスキルを高めていくしか方法は今の所なさそうです。むしろ、独立するレベルまでは心身を脅かさない程度で副業を認めたりして賃金・労働時間も押さえていく方向のほうが長期的に見ていいような気がしました。

 

2. クリエイターを正当に評価できない経営者が多い

そして、日本の構造的に、ビジネスサイドはクリエイターを経験していない方が多いです。

現状は、ビジネスだけに特化した考え方が蔓延し、クリエイティブを正当に評価できず、給料を上げづらい環境にあるといえます。

参考:

日本はなぜ欧米にくらべてITの分野に弱いと思いますか?

なぜ日本ではデザイナーの地位が上がらないのか?

 

転職すればええやん

と、ここまで簡単にさっくり見てみました。クリエイターの皆さんは、うんうん!と共感してくださるポイントも合ったと思います。

一方で、多分スキルとポジションマシマシごっつぁんです!という方には「転職すればええやろ」とおもったかなと思いました。

でも、大多数の給料低めのクリエイターはそう自信満々に転職とは言えないでしょう。

日本人の場合は、通常会社への恩義や自責感、自己肯定感の低さから「転職できるわけ無いだろ」と思う方もいるのではないでしょうか。

加えて、受託開発や制作会社にいる方の中では、まだお手伝いレベルやニッチ過ぎてこれ応用力つかなくね?てか実力つかなくね?転職のための実績づくりをしている時間もないし、残業多いし、てかもう無理。。となっている方もいるのではないでしょうか?特に若手は多いと思います。

そうした方はどうすべきでしょうか?

参考:SES勤務のエンジニアが社内開発の会社へ転職できない5つの理由

 

給料を上げるためにできること

1. 会社選び

そんな方が給料を上げるためにできることは、まず転職時間を作ることかなと思います。

転職時間を確保するために、まず貯金をしましょう。雇用保険も検討する必要があると思います。

その他は以下記事にも書いたので参考にしてみてください。

 

【次に備えよ】働くのが辛いのは当たり前じゃない

 

そして、実績づくりと派生的に職業を検討しましょう。スペシャルなクリエイターを目指されている方は、特に実績・ポートフォリオづくり、そして会社選びを慎重かつ大胆に行いましょう。もしエンジニアの方であれば、転職ドラフトでさっくり市場価値を確認するほうが手っ取り早い部分もあります。

特に会社選びは重要です。クリエイターに投資している会社、そして儲かっている会社であればあるほど案件の質も良いので会社を見る目を養いましょう。

その他、会社選びについては以下のリンクを参考にしてみてください。

 

ぼく流「自分のための超ホワイト会社」のガチ見分け方

 

特にクリエイターに投資しているかどうかはサイト上ではわかりにくいところもあるので、面接で聞いてみましょう。

どんな案件をどういった流れで作業しているか。自分はこういったところが得意だが、それは活かせそうですか?などマッチングを確認しましょう。

経営者がクリエイターを大切にしている点も大事ですか、財務担当者がガチモンのしっかりしているかも経営者一覧から確認しておきましょう。

 

2. 派生的に職業を検討する

そして、スペシャルなクリエイターではなく、市場価値を柔軟に上げていきたいというタイプの方もいるでしょう。

そのためには誰でもできる領域ではなく、強みを起点にして複合的にスキルをかけ合わせていく必要があります。

マーケティング、営業視点、ディレクション視点などもかけわせていくとかなりレアな市場価値を高めていけますし、ポジションの検討幅が広がります。

 

【超リアル】入りたいホワイト企業に滑り込む方法

 

まとめ

以上です。とても簡単に見ていきました。簡単に一言でまとめると、

自分の提供価値を様々な視点から高めて、いい会社を目指そう

ということになります。(めっちゃ普通の事言うやん。笑。)

クリエイターは競争率も高く、人気の職業なので安くても楽しいという方もいるんじゃないのかなと思います。

しかし、楽しいというという部分に自分のお金を払うのは業界として成長が止まってしまう気がしています。

楽しくて面白くて、生活も満足できる価値ある仕事ができる環境になったらいいなと思いました。

こちらには、今を取り巻く日本のクリエイティブの課題について書かれています。今後日本でもビジネスとクリエイティブがいい感じで融合していったらいいなと思います。

以上です。

 

 

コラム:日本全体の給料が低い

画一的な人材

これは上記調べていてわかったことですが、クリエイターに限らず日本全体の給料が低いです。原因は製造業由来の画一的な人材の多さ、生産性の低さ、人材の流動性の低さです。

日本は元来共同体主義で、競争よりも画一的な人材教育が根付いているように思います。それによって、スペシャルなスキルよりも汎用的、誰でもできることを良しとして、年功序列的なライフプランとなっています。これは地方では未だ最強の価値観で揺らいでいません。

しかも、提供価値に対するお金の考え方も古く、卑しいという部分があるので安く受けてしまうことも多い。

長く安定的に関係性を繋ぐ必要もあるので、忖度スキルや飲みにコミュニケーションの裏技部分ばかり求められることも多いと思います。

参考:

日本人が「安い給料」に今も甘んじている大問題 | 東洋経済オンライン 

「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか – ITmedia ビジネスオンライン

 

海外からの投資

しかしそれによって日本は住みやすい環境でもあると言えるように思います。

日本に投資すべき5つの理由 – 日本の投資環境 – 対日投資 – ジェトロ

徹頭徹尾、他人の顔色を窺う、空気を読むという平安から一子相伝で受け継いだ能力は他国の追随を許さないほどでもありますので、サービス業の満足度は高いものがあります。加えてそうした傾向から治安もかなりいいほうだと思います。

観光資源も豊富、治安もいい、しかも物価も安い。未だに100円ショップで110円で買えるのは奇跡ですし、100円以下で食品も買えてしまいます。

暴動もストライキも起きにくいのでビジネスの土壌としては申し分がなく、海外の投資家的には魅力に映るでしょう。

コロナがなければ、そうしたお金持ちビジネスマンのリモートで働く場所としても魅力に映ると思います。物価も安くて、生活もしやすい。

そうした人がどんどん流入してくれば、そうした人たち向けの観光ビジネスやITサービスも盛り上がりを見せ、雇用を生み出す可能性すら見えます。

 

格差低め

また日本はもうオワコン論もありますが、格差のレベルは低いかなと感じます。

人材の流動性が低く、中小企業が数多いから広くホームレスレベルになる人が世界比較で少ない。ドロップアウトしてもとりあえず死なないレベルというのは結構マシであるという見方もできます。

個人的には、「やる気があれば」全員が全員スペシャル高給取りになれるという考えをもっているわけではありません。環境や機会損失からそうした選択肢から遠い人も多い認識なので、人材の流動性の低さには全体としてはメリットも多い気がします。

所得の再分配を大企業から数多くの中小企業が担っているという見方すら考えられます。

 

いまやるべきこと

以上のように考えると、なかなか問題が複雑であることがわかります。人材の流動を上げれば、全てうまくいくどころか格差が一気に広がり、物価も影響を受ける。

個人的に、今できることは自分のスキルに投資して市場価値の高いユニークな人材になることなのかなと思いました。

転職2.0でも自分の可能性の最大化について書かれています。ぜひ気になる方は読んでみてください。

以上です。

 

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