僕が大企業超絶ホワイト商社を辞めた理由

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こんにちは、これが初投稿です。今回は、なぜ僕が大企業超絶ホワイト商社を辞めたのか、その理由について書こうと思います。

新卒もしくは第二新卒くらい(20代前半)で、大企業だしホワイトだし辞めたいけど辞めれない、てか辞めたい、でも辞めれないって100回くらい自問自答している方に参考になれば嬉しいなと思います。

 

大手専門商社になぜはいったのか

最初になぜ大手専門商社に入ったのかを書きたいと思います。僕は正直、人と話すのが得意ではありません。いつも顔色を伺ってしまうし、マイナス思考なのでめちゃくちゃ不安になります。一方で勉強は好きではないけど続けられるタイプです。

そんな僕が、なぜ新卒で大手専門商社に入社したかというと、圧倒的に今後営業が人間がやるべき価値ある仕事になるんじゃないかと思っていたからです。あらゆるものが代替されていく中で、人対人のコミュニケーション、商売は唯一代替されない仕事になると思っていたのです。

なかでも、商社は様々な商材を扱いますし、営業先が社長や幹部なので多くの経験を積めるだろうと思っていました。

コミュニケーションは苦手でしたが、初対面の方と話す分なら一日中喋れるという変な特性があったのでなんとかなるのではと楽観視していました。このときは、今自分が得意でできることよりも「望ましいこと、チャレンジしてみたいこと」を優先したのです。

 

実際の仕事はどうだったか

実際どういった仕事をしていたかというと以下のようになります。

  • 顧客:社長や幹部
  • ゴリゴリに押すタイプのコミュニケーション型ルート営業
  • 就業後、休日は、接待会食・ゴルフ
  • 全国の車運転、事務、営業活動(御用聞きに近い)

こういった感じでした。特に印象に残っているのは、古い形のコミュニケーション営業でした。古いというのは現代の若者とは異なる形という意味です。親分子分のように感情型のコミュニケーションなので暖かく怖いときは怖いという感じです。

こうした中で僕は多くのお客様・取引先に可愛がられながら仕事をしていました。言い方を変えれば、可愛がれるのが仕事のような印象でした。

 

ホワイトだった点

  • コンプライアンスが厳しく、残業代は徹底管理し支給
  • ノルマも厳しくない
  • 給料は新卒で世間の係長級
  • 夜8時位にはほとんど社員がいない、残業が少ない
  • 大手の名前があるので世間体は抜群
  • 温厚な方々が多い
  • 勤続年数の長い人が多い、転職の求人は出ていない。
  • 休みも取りやすい

今考えても、結構ホワイトだったなと感じます。福利厚生や働く制度的には問題なかったです。

辞めたかった理由

なぜ可愛がられて、ホワイトだったのに辞めたかったのか。それは以下のような事が挙げられます。

  1. メンバーと価値観が合わず、毎日会社に行くのが怖くなってしまった
  2. その結果、心身ともに疲れてしまっていた
  3. 自分の仕事にほとんど裁量がなく、市場がほぼ固定化しているので売りを増やすのが事実上限界があった(ようにみえてしまった)
  4. 将来的なキャリアが望めない、ワクワクしない
  5. 働きすぎ

まず、最大の要因は一緒に働くメンバーとの価値観上の差異が大きかったことがあります。年齢も20歳上の方々が多く、親会社から出向してきたり非常に体育会主義でありました。その結果、話の温度感が噛み合うことがなくなり、居るのが辛いと感じるようになりました。

そうした状況で働いていると、常にメンバーに対してビビるようになり萎縮し続けます。ついには、「もう会社行きたくないな」と思ってしまうこともありました。

また仕事的な観点から見ると、市場がほぼ固定化しているので新しいことはめったに起きません。新しいこと、情報が好きだった筆者にとっては退屈にも感じました。そうした勢いだと、そのままキャリアアップすることも難しいのでは?と考えるようにもなりました。

最後に健康面ですね。心的なストレス以外にも単純に体力的にも限界でした。接待会食おわってから会社に戻って誰も見ない資料作成、休日はゴルフ。あらゆるものから生気が失われていく気がしました。

なぜ辞められなかったのか

しかし、漠然と辞めたいなと思っても、新卒でおいそれと辞めるわけにも生きません。

  • 世間体
  • 生活費
  • いつか漠然と結婚したい

こうした3つの漠然とした課題がありました。まず世間体です。家族には「いい会社に入れた、給料もいいよ、都会で働いてるんだ」と胸を張って言える状態ではありました。

しかも、転職先がホワイトとは限りません。転職が失敗するリスクも有り怖かったです。

そしてこのまま行けば、漠然といつかは誰かと結婚できるんじゃないかと思っていたのもあります。無職や年収が下がるとなれば、結婚もできなくなるんじゃないかなと思っていました。

 

辞められなくて何をしていたか

とにかくメモしてました。

  • 辞めるべき理由の検索
  • 辞めるべきかの相談
  • 辞めない理由、メリットの洗い出し
  • 転職先の候補
  • 辞めて何をするのか
  • やりたいことの洗い出し

これをSimplenoteというアプリでひたすらメモしていました。

Simplenote

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とにかく書きまくる、書いて書いて書きまくる

それでも、僕の漠然とした辞めたいという気持ちは消えることはありませんでした。

 

はじめての転職活動をしてみる

そこで僕は不安を払拭するため、自身の転職市場の価値を確かめることにしました。自分の市場価値が高ければ不安になる必要もないかなと思いました。いくつかよくある転職サイト、エージェントに登録しました。

最終的にはdodaだけを使っていました。単純に職歴が浅くても丁寧に対応して頂いたからです。その他、ベンチャー企業なども幅広く見ていました。しかし、働きながらの転職活動は非常に大変だったのを覚えています。合間を縫って企業調べ、面接日程、履歴書作成。最初はエージェントを使わなくても平気かなと思っていたのですが、結局エージェントを利用したほうが楽だったので利用しまくってました。

しかしながら、転職市場的にはあまり評価されないということがわかりました。いわゆる第2新卒枠としての価値はあるという感じです。またエージェントと話して、自分が本当は何がしたいのか、今何をすべきかもわかったのでやはり転職活動をしてよかったなと思いました。人と話すと、新しい発見もあったのが良かったですね。

しかし、結局転職先は決まることはなく、ずるずると時だけが過ぎていきました。

 

そして僕はついに辞めた

そして僕は約2年ほど勤め、ついに辞めました。明確な理由、将来性などは実際あまり考えていなかったのが事実でしょう。もしいま具体的に言葉にするなら

生きるために辞めた

ただそれに尽きるかなと思います。世の中には100万社以上もあるし、大金持ちにはなれなくても生きてはいけるんじゃないかと思ったのです。あとお金を使う暇もなかったので貯金がありました。当分はなんとか生きていけるだろうとおもいました。

当時の僕はそれほどに生命力が弱っていました。お客様と話しているときは楽しいけど会社にはいたくない。それだけが強い動機でした。きっと多くの優秀な方々は言うでしょう。

  • 転職先も決めずに辞めるなんて計画性がない
  • 心身を壊すなんて体調管理ができてない

たしかにそうかも知れない。でも僕は言いたいんですよ。それでも終わりじゃないって。まだ終わりじゃないって僕は言いたいんですよ。人間は何度だって頑張れる。

 

とりあえず、休もう

もしあなたが転職もできない、けど辛いというのであれば、とにかく休みましょう。休んでだめなら転職、退職してしまっていいと思います。何よりも休むことが最優先です。

実際、僕は次の転職先が決まらぬまま辞めましたが、あのまま無理に転職しても、きっとガタが来てしまった可能性があります。僕は数年経って思います、休んでよかったって。だから今こうやって普通に働けているんだなって。

 

辞めたくなって見てたメディア

当時良く聞いていた曲「Official髭男dism コーヒーとシロップ」。当時はまだ10万再生くらいだったんですよ。「これは売れるな」と思ってたら、天をも超えてぶち当たりましたね。このボーカルも僕と歳が近く銀行を辞めて退職したと知り共感したのを覚えています。

そして、この本「ちょっと今から仕事やめてくる」。新卒の営業マンがモチーフの小説です。初めて読んだ時思わずが出てしまいました。ぜひ本屋さんで立ち読みしてみてはいかがでしょうか。きっと新卒の営業の方なら共感できる場面が多いかなと思います。

 

新卒ホワイト企業を辞めた、その後

これは僕が新卒だった頃のお話です。それから数年たった今は正社員で年収400万前後で高すぎず低すぎず普通に生きています。(なおモテナイ、雑魚乙。)逆転劇も特段起こることも大金持ちになることもありません。その後も何度も無職になっていますが僕は少なくともあの時よりも生きています。

 

最後に

このブログを通じて、「もう無職だ。人生終わった」という人に少しでも希望が見えるような現実的な情報を発信できればなと思います。人生100年の時代、大企業も生涯安泰ではなくなりました。きっと多くの人に選択を迫らることもあるでしょう、そんなときに「へーNはこんなことやったんだね。オモロ」って思ってくれたらなと思います。


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